おはようございます、村田・勇一です。
もうすぐ4月、新生活、新しい職場、新しい学校、何かが始まる季節です。
今回のブログはふと、ひまわりって最初はどんな想いで始まったっけ?
そんな事を思い出しながら書き上げました。
僕もあなたと同じ、スタートを切る瞬間がありました。
そして、今は何を想ってひまわりでオムライスを作っているのか。
そんなお話です。
まず、オムライス屋をやろうと思ったのは、単純に一番好きな料理だったからです。
高校の卒業研究のテーマも「オムライスについて」。
つまり、あの頃にはもう僕のオムライス人生は決まっていました。
でも、その原点はもっと昔に遡ります。
好き嫌いが多かった幼少期。
そんな僕でも食べられる料理をと、おばあちゃんが作ってくれたオムライス。
それが、僕にとって最初の「特別な一皿」でした。
小学生の頃には「自分で作ってみたい!」と、おばあちゃんに弟子入り。
すると、調子に乗ってる村田少年は思うわけですよ。
「ねぇ、お母さん、俺がオムライス作ってあげようか?」
みたいな事を(笑)
いや、村田家は漏れなく父も母も調理師なんですよ。それでも村田少年はオムライスを作ってドヤる訳です。
その時に料理を人に出すと喜ばれる快感を味わいます。
ここが原点です。
そして、なんやかんやあって起業するんです。
ひまわりを開業するときに考えていたのは、
「ひとりでも、ひとりじゃないと思える場所」
僕が初めて一人暮らしをしたときのことです。
職場と家の往復だけで、友達も家族も近くにいない日々。
そんなとき、勇気を出して入った小さな居酒屋で、
マスターや奥さん、常連のお客さんと話すうちに、ふと温かい気持ちになったのです。
「あれ?もしかしたら、ひとりじゃないのかもしれない。」
ひまわりも、そんな誰かの憩いの場所になれたらいいなと思っていました。
たとえば、常連さんが「聞いてよ、オーナー!」って逃げ込んでくるような。
そんなお店にしたかったな。
でも、今は少し違います。
コロナや震災を経て、自分の無力さを痛感しました。
医療従事者や救助隊が命を懸けて戦っている中、
僕は何もできなかった。
その現実が心に刺さりました。
だから、僕なりに出した答えがあります。
「誰かを助けることができる人を、少しでも元気にしよう」
辛くて元気がない人、
ひとりで寂しい思いをしている人、
そんな人が、ひまわりのオムライスや雰囲気で元気になれたら、
もしかしたら、その人が未来で誰かを助けるかもしれない。
アンパンマンみたいに悪から助けられなくても、アンパンマンを勇気づけるジャムおじさんになる!それが僕の目標になりました。
そして、もうひとつ無力さを痛感する事があります。
ひまわりを支えてくれるのは、アルバイトスタッフたち。
特に学生スタッフが多く、いつかは卒業して社会に出ていく。
でも、社会に出れば必ず辛いことがある。
ひまわりを卒業後、久しぶりにオムライスを食べに、顔を見せに来てくれた時にあきらかに元気がない。
「どうしたの?仕事大変なの?」
と聞いて、本当に辛くて大変だとしても、僕にはどうすることも出来ない。何一つ力になれない。
あんなにお世話になって、ひまわりのためにあんなに頑張ってくれたスタッフなのに、なんにも助けてあげられない。
これは本当にしんどいですよ。
嫌な上司がいて、明日も会うんですよ?
でも、僕じゃ止められない。
明日も会います。
自分が一番技術が無くて、先輩に迷惑ばかりかけていて、辛い。
僕が全然違う業種の技術に対してなんのアドバイスができますか?
無理ですよ。
明日も先輩に迷惑かけて辛い思いをするんです。
ここでも僕なりに考えて答えを出しました。
過去僕も乗り越えたはず…
さっきの居酒屋さんの話です。
それは孤独感です。
ひとりじゃないよ。
どんな決断をしても味方だよ!って場所があるだけで救われるんです。
僕が当時、ひとりで孤独を感じていた時にマスターと笑って話しているだけで、ひとりじゃないんだって元気が出たように。
だから、もし何かのときに「ひまわり」に帰ってこられるように。
卒業したスタッフがいつでも食べに来られるように。
僕はずっとこのお店のキッチンに立っていようと思います。
以上が僕の考えるひまわりというお店の存在意義です。
あなたが思っていたことよりスケール大きかったでしょ(笑)
だって、コロナや震災を間接的に救う為のお店だし。スタッフの退職後の幸せを願う場所です。
でも、やることはずっと変わりません。
美味しいオムライスを作って、スタッフが笑顔で接客して、お客さんを笑顔にする。
結果僕は世界を救います!マジです(笑)
それが今のオムライスのひまわりなんです。
それでは、今日も元気にオムライスを作ってきます。
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